2025.11.1New
【第55号】直営で変わる!駐車場経営
早いもので『駐車場経営通信』もこの55号が今年最後の発送となります。(今年の最後という意味で、来年1月には56号をお届け致します。)そこで改めて、駐車場事業における、BPO(Business Process Outsourcing/ビジネス・プロセス・アウトソーシンング)について触れてみたいと思います。と言うのも、最近このBPOという文字を駐車場に限らずよく目にするようになって来たからです。つい先日の日経新聞でもパソナ社の社長が『今後もBPO事業を強化していく』との記事が載っていました。今後、より注目されるビジネス手法であることは間違いなさそうです。 『閑話休題』では駐車場事業のBPOを進めましょうと問題提起してきました。今年オープンする40ヵ所(予定を含む)の実に30%でBPOが活用されました。ウェイトは少しずつ上昇しています。
駐車場のBPOとは自社の業務の一部を外部の専門会社に委託(アウトソーシング)することです。
【駐車場BPOの主な委託業務と目的】
| 目的 | 主な委託業務例 |
|---|---|
| 業務の効率化 | 事業全体の委託(借上)、利用者からの問合せ対応 |
| 専門知識の活用 | トラブル対応 |
| コスト削減 | 清掃・点検など日常管理、売上データの集計・報告 |
【サブリース(一括借上げ)の隠れた問題】
| 全国的な標準運用の為、現場感覚や地域性が薄れる |
| 事業リスク以上に利益圧縮やコスト増のリスクがある |
| データ・ノウハウが外部に偏る |
そこで、P-CLUBでは、事業の主体は土地の所有者のまま(売上はオーナー様に帰属)それ以外の業務を委託する、BPOを勧めています。
① 10年以上駐車場会社に賃貸し契約内容の見直しをしていない方。
② コロナの時期に賃料を下げたのにいまだに元に戻っていない方。
外部環境は目まぐるしく変化しています。数年に一度は駐車場経営を見直されてはいかがでしょう。適正賃料の査定サービス、改善提案など行い、多くの方にご利用いただいています。皆さんの駐車場経営の向上につながりましたら幸甚です。
2025年11月吉日
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